Overwrite

103cm 123-(122)-102-122 R6.0m 
ウッドコア CAP構造+カーボン
滑走面 <シンタード>
ツインチップ ノーズ&テールロッカー マイクロキャンバー
4x4 インサートホール
ビンディング取り付け可能 専用チューニング済み

GR初のドセンターセットのロッカーツインチップスキーボード!

 GRからセンターセットの板がついに出ます!センターセットとは昔の高性能スキーボードに多かった、ブーツの位置が板のちょうど中央にセットされる仕様の板です。汎用性に富み好む方も非常に多い形状ですが、滑走性に懸念点があり、「まずスキーボードといえど滑走が楽しいこと」と考えるGRでは長年研究してきました。
 そしてこの度ついに登場となります!滑走性を犠牲にすることなく、かつ従来のセンターセットのツインチップスキーボードに劣らない楽しさを持った新しいスキーボードです!
 汎用性に富みながら滑走も犠牲にしていない乗り味。フラットに使うとしなやかで軽くエッジが気にならず、しかしターンで楽し込めばしっかりエッジが雪面を捉えて気持ちよくターンが刻めます。ロッカー構造で走破性は良好、カーボンの内蔵でハードな滑走でも板は十分性能を発揮し、しかしフラットに遊べば硬さが感じられない。つまりマルチユースなOverシリーズとして十分な「なんでもできるスキーボード」です。

ビンディング

  GRの板なので好評の解放式ビンディングは取り付け可能。そしてこの形状ではユーザーの多い固定式にも対応し、板のド真ん中に4x4インサートを設けております。どちらでもユーザーの好みでお選び頂けます!

デザイン

 GRではマルチユースシリーズとしてOverシリーズがブランドイメージの一つになっています。一台でなんでも楽しい、なんでもこなせるなんでも滑れる。そのOverシリーズはもう一つイメージがありそれは「赤」の板ということです。初代のOversize、先代のOverDoseと受け継がれた赤い板はOverwriteではこのようにデザインされました。

画像

 朝日を思う赤。デザインのキーカラーとして青を散りばめ、Overwrite「重ね録り」をイメージし音楽にイメージを触れたデザインです。
 そしてこの板には秘密のリスペクトが込められています。そのことをここでお伝えすることはできないのですが、気がつけば往年のスキーボーダーたちは懐かしむことでしょう。「彼」へのリスペクトがこの板を産み、「彼」へのリスペクトがこのデザインの源流になりました。
 今回のデザインはKleshaで存分にその才能を発揮してくれた新鋭の女性画家「うぃ」さんによるフルグラフィック。繊細かつ陰影がみて取れる彼女の画風がこの板の印象を煌めかせてくれます。秘密のストーリーを孕んだOverwriteのグラフィックは、また今までのGRにはなかった新しい方向性のデザインになりました。

4サイズという新しさ、従来の楽しさ

 お気づきの方もいらっしゃると思いますが、この板のサイズ表記は4サイズです。これってどういうこと?と思うかたもいらっしゃるでしょう。この板は設計段階から意図的に従来の設計ではなく新しい考え方で設計し、このようなサイズ表記になりました。
 フラットで板を使うと全く同じ前後サイズ122-102-122の板として使えます。しかしターンすると123-102-122と前が太くなり有効エッジも前が伸びます。このことで前後同型に見える板センターセットの板でありながら、ターンが犠牲になっていないGRらしい乗り味を実現しています。
 またターンではフロント優勢になるため、こういった形状の板に多いテールが邪魔をするようなネガティブな動きが緩和されています。そしてGRといえば専用チューン。もちろんこの板もハンドメイドでの仕上げがされ、明らかに他と違う乗り味が楽しめます。

「重ね書き、重ね録り」というモデルネーム

 Overwriteというモデル名に込めたもの。このOverwriteは刷新ではなく重ね書き、つまり元々あったスキーボードの良さをそのままにGRのテイストを重ねたモデルです。約20年前に隆盛を誇ったスキーボードがブームだった頃に最も楽しまれた楽しさ、乗り味。この板の開発のベースにはその頃のものがあります。GRがセンターセットの板を作ろうと考えた時、いつもそのイメージにはそれがありました。そこに新しい設計、新しい素材をただ足すのでなく、重ねたようなイメージ。滑っているとそのかつてのイメージが感じられつつも、GRのスキーボードとしての良さも味わえる・・・。そんな板です。
 この板は長くスキーボードを楽しんでいる方にこそお勧めしたい一台です。ぜひみなさんのイメージをOverwriteできればと願っています。